こどもちゃれんじ〈ほっぷ〉のオプション教材であるキッズワークプラス。
通常の教材とは別に教材費はかかりますが、実践中です。
せっかくなので、このキッズワークプラスの概要から、どのように使っていて子供の反応はどうなのか、といったことまでを書いていきます。
使用感のところでは写真も多数載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
キッズワークプラスの概要
- こどもちゃれんじ〈ほっぷ〉のオプション教材
- どのコースも535円/月で全12回(6,420円/年)
- こどもちゃれんじを受講していない場合は822円/月(9,864円/年)
- 〈ほっぷ〉自体のキッズワークよりもページ数が多い(難易度は同じくらい)
他教材との比較
本講座・こどもちゃんれんじ〈ほっぷ〉についているキッズワークとの比較
量は倍くらい・難易度は同じくらい
キッズワークプラスの内容は、基本的にはメインのこどもちゃれんじ〈ほっぷ〉についているキッズワークが元になっています。
ただし、ページ数はキッズワークの倍あります。
キッズワークは16ページ、キッズワークプラスは32ページです。
とはいえ、ボリューム的にはそれほど多くはないかな、という印象です。
ノってくると10ページくらい取り組んでしまう子であれば、数日で終了します。
うちの場合は「息子がのりやはさみが大好き!」というわけではないため、のりやはさみを使うページは1日1つまでにしています。
一方で、のりやはさみ以外の部分では2日程度で終わることもしばしば。
難易度的には、「低くはないが高くもなく、普通程度」と思っていて大丈夫です。
早生まれの息子でも、1学年上のワークを十分にこなせます。
キッズワークとキッズワークプラスの大きな違いは、あくまで量です。
難易度はそこまで変わりありません。
量があるので様々な問題に触れられる
キッズワークもキッズワークプラスも、毎月の重点テーマは同じです。
それでも、量が多いだけあって、様々な問題に触れることができます。
また、プラスは倍の量があるため、8ページほど重点テーマがあっても、残りの24ページは他のテーマを学べます。
市販教材との比較
しまじろう、強し
続いて、市販同価格の教材と比較していきます。
ただ、535円ではまともな教材を購入することはできません。
そこで1冊800円前後のものと比較していきたいと思います。
比較してまず初めに感じるのは、「しまじろう」であることは大きいな、ということ。
やはり子どもの関心の高さが、圧倒的にキッズワークプラスの方が高いです。
そして、量はキッズワークプラスのほうが少ないことがほとんどです。
モチベーションの維持がしやすい
キッズワークプラスの方が量は少なめではあるものの、市販のワークにありがちな「同じような問題に延々と取り組む」といったことがキッズワークプラスにはありません。
本当に様々な問題に触れることができます。
では全く繰り返しの練習をしないのか、といえば、全くもってそんなことはありません。
繰り返しは、全12冊を通じて行っていくのです。
これはなかなか画期的です。
1冊1冊で完結してしまう市販のワークではできない方法です。
ということで、もしも1冊800円程度の市販教材を12冊購入するのでしたら、キッズワークプラスを受講したほうが良いと言えるでしょう。
1年で9,864円ですので、少々高額かな?とは思いますが、それでも市販の教材を12冊買いそろえるよりも、よっぽど楽しく進めることができます。
そして、もしも〈ほっぷ〉も受講しているのであれば、535円/月。
これは…〈ほっぷ〉を受講中ならキッズワークプラスを追加しない手はありませんね。
キッズワークプラスのデメリット
さて、褒めちぎってきたキッズワークプラスですが、一つ問題があるとすれば…
それは、親のフォローがそれなりに必要なこと。
シールの切り離しやカードの切り離しなど、多少の用意をしておかないと、さくさく進むことはできません。
用意しておかないと、子供は別のものへ興味が移ってしまうことも多いので、先に親が用意しておくほうが賢明です。
ただこれは…私にとっては、デメリットとは到底思えません。
子どもの教材を先に目を通し、どんな問題に取り組むのか確認をするついでの作業になります。
キッズワークプラス以外の教材でも、「先に教材に目を通すのが当たり前」と感じている私にとっては、デメリットとは言えないのです。
とはいえ、ここは人によって違うところですね。
「教材を与えておいて、親がいなくても解いてほしい」と思うのであれば、キッズワークプラスは絶対におすすめできません。
我が家でのキッズワークプラス入手方法
まずは正規ルートで購入
我が家は、こどもちゃれんじ〈ほっぷ〉自体の受講はしていませんでした。
4月から3月までの1年分を、メルカリで中古購入していたからです。
ほっぷの教材を子どもに与えたいな…と思った時期が中途半端だったため、中古購入となりました。
ですので、うちの場合、正規ルートでキッズワークプラスを購入するには9,864円/年かかります。
それでも先ほど記載したように、絶対に購入したほうが良い!と感じていました。
とにかく様々な領域の問題に触れることができるのは大きなメリットです。
なぜなら、様々な問題を解くことで息子本人が飽きないのはもちろん、こぐま会の「KUNOメソッド」で提唱されている「6つの学習領域」のほとんどを網羅することができるからです。
ということで、まずはキッズワークプラスを正規ルートで1年分購入しました。
これが息子2歳10か月の時です。
2月が誕生日の息子なので、年末年始の帰省をする前にキッズワークプラスを頼んだ、という感じです。
その後、1月上旬から2月中旬にかけて取り組み、4月~2月分がほぼ終了してしまいました。
メルカリでさらに1年分購入
そこで、少し昔のキッズワークプラスに取り組むことにしました。
これはちょうどメルカリで一気に1年分のキッズワークプラスが販売されていたからです。
図らずも、2017年度の〈ほっぷ〉のキッズワークプラスとは少し違う、キッズワークプラスを体験することができました。
内容的には、昔のもののほうが「お金をかけているな…」という感じはありました。
しかしそれでも、今のキッズワークプラスのコスパはとても高いものだと思います。
ということで、何度も言いますが…
こどもちゃれんじを受講している方は、絶対にキッズワークプラスはお勧めです。
535円/月で購入できるんですもの、本当にコスパが良いです。
そしてこどもちゃれんじを受講していない方で、「どんなワークをやろうかな…」と悩んでいる方にもお勧めです。
そういう場合は、まず一度メルカリやオークションなどで、数か月分を試してみると良いでしょう。
キッズワークプラスの使用感
問題の例:どっちが高い?低い?
これらは、長さや大きさ、多さなどを比較する問題です。
2017年度のものでは4・6・7・8・9がつごうの中で、比較問題を順番に解いていきます。
そして10がつごうで「何番目?」という順序数に取り組みます。
これらは、このあと学ぶようになる「2番目に大きいのはどれでしょう?」「4番目に短いのはどれでしょう?」などの問題を取り組む基礎となります。
このように、数ヵ月にわたって、何度も何度も似た問題を解くことで、基礎の定着を図っています。
子どももゆっくりと理解していけるので、とても良いなと感じます。
他にも数ヵ月にわたるテーマが…
数
先ほども触れた数でいくと、最初は1~3だったのが…
1~4、1~5と増えていき…
そして順序数との総合問題になっていきます。
運筆
直線や円、ちょっとした曲線だったのが、ぐるぐると回したり、一度鉛筆を途中で止めつつ方向転換しないといけなくなったりします。
最終的には、ひらがなを書くための練習になっています。
形
はじめは影に合う形を貼ればよかったものが…
どんどんと絵との関連性を確認しながら貼らなくてはいけなくなります。
このように、一つのテーマを少しづつ掘り下げていく。
キッズワークプラスが本当にオススメだと感じる理由がこれです。
息子の場合、12ヵ月分を数ヵ月で終わらせてしまいましたが、それでもこの繰り返し練習はとても良くできていて、ちょっと前にできなかったものが、しっかりとできるようになっています。
キッズワークプラスの使い方(我が家の場合)
さて、こんな濃い内容のキッズワークプラスですが、使い方や息子の反応を少し書いてみたいと思います。
まず息子は、3歳になる前にこちらのキッズワークプラスを使い始めました。
そして3歳の始めには、12ヵ月分を使い終わっています。
息子の使い方は特殊な方だと思いますが、毎日使っても飽きないようになっている、という証明にもなります。
モチベーションの維持のしやすい教材だ、と息子の反応を見ていて思います。
そして、難易度の上昇が少しずつになっているので、息子の反応はいつでも上々。
難しくて手が止まってしまうことは、ほぼあり得ません。
もしも手が止まるとすれば、それは私の準備不足がほとんどでした。
シールを切っていないとか、カードを用意できていないとか。
ですので、キッズワークプラスの使い方としておすすめなのが…
- 教材で何をするのかを親が先に確認、「声かけ例」も確認する
- 確認がてら、シールやカードの切り取りを行う
- 切り取ったものをなくさないように、マスキングテープで該当ページに貼っておく
- 全て終わったら、子どもと取り組む
- その際には、問題文を親が読む
- あまりに手が止まる時は、そのページの「声かけ例」を参考にする
これでOKです。
「声かけ例」はやはり上手に書いてあります。
キッズワークプラスは結局どうなの?
こんな人には微妙…
他のワーク教材を取り組んでいる人には、あまりお勧めしません。
例えばZ会の幼児コースには、毎月しっかりとボリュームのあるワークがついてきます。
このワークに取り組んでいれば、十分に様々な領域の問題が解けるので、キッズワークプラスで補充する意味はあまりないように思います。
ただ、子供がワークが大好きだったり、しまじろうが好きだったりする場合には、キッズワークプラスを取っても良いと思います。
こんな人におすすめ
まずこどもちゃれんじを受講している人、そして、本科のキッズワークだけでは物足りず、もっと反復練習をさせたいな…と感じている人は、絶対にプラスを受講しましょう。
また、こどもちゃれんじを受講していなくても、市販ワークのみでワークを終わらせている人は、ぜひ一度こどもちゃれんじのワークを取り組んでみてください。
その場合は、ひとまずメルカリやオークションで数か月分を購入してみるのがおすすめです。
市販のワークでいえば「ちえ」系のワークですが、しまじろうであるために子どもの食いつきが良いのはもちろん、のり・はさみ・シール・鉛筆を駆使して、本当に様々なことができます。
ぜひ一度は取り組んでみてください。