幼児教育に関する通信教材やサービスを調べていると、ランキング形式で紹介しているサイトをよく見かけます。
数ある教材に順位が付けられており、上位のものを選べば何となく良さそうな気がしますし、比べる手間も省けて便利そうですよね。
でもちょっと考えてみてください。
そのランキングは本当に意味のあるものなのでしょうか。
目次
その教材ランキングに意味はある?
教材のランキングは、いったい何を基準につけられているのでしょうか。
いくつかのランキングサイトを見てみましたが、「何となく」や「ネット上の評判を見て適当に付けた」ようなランキングに見えるものがほとんどです。
ランク付け自体が悪いとは思いません。
ちゃんとしたランキングであれば選ぶ際の参考になりますからね。
「個人的に試して良かった通信教材ランキング」だとか、「子育て真っ最中のママさん100人に聞いた、役に立った幼児教材ランキング」とかみたいに、どういった条件下でのランキングなのかが分かるならいいのです。
しかし実際にはほとんど無意味というか、幼児教材を選んでいる方を惑わすだけのランキングが多いように思えてなりません。
教材ランキングの賢い使い方
そんないまいちな教材ランキングでも、使おうと思えば上手く使うこともできます。
こういう教材もあるのかと知るきっかけに
幼児向けの教材を探していくと、実にたくさんの教材があることが分かります。
一通り調べたつもりでも、案外見落としている教材があるものです。
教材ランキングにはいくつもの教材が並んでいますから、今まで知らなかった教材を見つけられる可能性があります。
知名度が低かったり、検索でなかなか引っかからなかったりするような教材も、教材ランキングに載っていることがあるのです。
そういった教材を見つけることに、教材ランキングが役立つことはあります。
片っ端から試すつもりでいるならその試す順番に
いくつかの教材を順番に試してみようと考えた場合には、ランキングの順番をそのまま使うことで、順番を考える手間が省けます。
どうせ実際に試して決めるのですから、何から試したっていいはずです。
そんな時には、根拠はさておき、順位付けされている教材ランキングの順番が役に立ちます。
1位だからという理由で決めるのは危険
実際のところこういう人はあまりいないとは思うのですが、「1位だから」という理由で幼児教材を選ぶのは危険です。
1位だから良い教材に決まっている
↓
1位の教材で上手くいかない・成果が出ないのは子供が変だから?
なんて、あらぬ方向に考えが行ってしまいかねません。
誰にでも合う教材なんてありませんから、しっかりと内容を見て教材を選びましょう。
そして、どんなに良かれと思って買った教材でも、子供によって合う合わないがあるということを肝に銘じておく必要があります。
誰にでも最適な万能の教材なんてない
書店に行けば数多くの教材が並んでいることからも分かるように、誰にでも最適な教材なんて存在しません。
学校の教科書ですら、勉強のできる子には退屈な内容ですし、勉強が苦手な子には難しいのです。
幼児教材においてもそれは同じです。
幼児教材を探している人同士であっても、幼児教材を使おうと思ったところまでは同じでも、それ以外の部分については様々です。
- 子供と一緒にいる時間がどのくらいあるのか
- 幼児教育への関心はどのくらい高いのか
- ひと月にどのくらいまでの金額なら教育に使えるのか
- 子供の性格はどんなか
こういった条件は家庭によって異なる場合がほとんどでしょう。
多種多様な家庭のすべてを満足させられるような教材なんてありません。
ですから、もし「万能な、最高の」幼児教材をお探しでしたら、まずはそんな教材がないということを理解しておく必要があります。
実際に試してみるのが一番確実
気になる幼児教材があったならば、一番確実なのは実際に使ってみることです。
1ヵ月分であれば数百円~数千円で済む教材がほとんどですから、無理な金額ではないはずです。
お試しで教材を取ることに抵抗があるならば、せめて資料請求をしてみましょう。
最近は見本やお試し版がついてくる教材も多いです。
⇒参考:通信教材選びで迷っている人ほど資料請求をした方がいい2つの理由
実際に教材を子供に使わせてみれば、合う合わないはすぐに分かります。
また、その時には相性がイマイチだったとしても、その教材を残しておけば、数ヵ月後にもう一度試してみるということもできます。
口コミや評判探しに時間を浪費せず、得体のしれないランキングに翻弄されず…
資料請求やお試し教材を使って実際に試してみて、教材の合う合わないを判断するのが一番確実で無駄がありませんよ。