今年4月から年少になる息子ですが、プリント系で気になっていた「いちぶんのいち幼児版」を1ヵ月無料体験してみました。
「いちぶんのいち」といえば、「がんばる舎のすてっぷ」と似たプリント…と思っていたのですが、大きく違っていて驚きました。
結論としては、「がんばる舎のすてっぷの方が好き」という判断となりました。
が、せっかく資料請求をしたので感想をもう少し詳しく書いていくことにします。
いちぶんのいち幼児版のおおまかな概要
学年制で、子どもの発達には合わせづらい
プリント系は無学年制も多い中、いちぶんのいちは学年制です。
レベル1~3があり、それぞれ年少~年長に対応しています。
毎月毎月届き、季節感を取り入れているプリントです。
そのため、子どもの発達の度合いによって、難易度を調節するのが難しいな、と思います。
いちぶんのいちの価格
月650円 年払い7,140円(月595円)
とにかく安上りなのが、いちぶんのいちの特徴です。
フルカラーの印刷で、かつ、厚めの用紙を使っていますが…安い!
他の通信教材と比べると、年払いの価格が明らかに飛び抜けて安価な印象です。
とりあえず1ヵ月無料体験
普通に入会するにしても、まずは1か月無料体験がついてきます。
1ヵ月分を解いてみて、どうするか考えてね~という流れのようです。
なので、いちぶんのいちの中身が確認したいなら、まずは1ヵ月無料体験をしてみてください。
いちぶんのいち、退会理由
いちぶんのいちは、1ヵ月の無料体験のために「入会」という形をとります。
これは「がんばる舎のすてっぷ」でも同じ感じです。
似た系統の通信教材ですが、私は「がんばる舎のすてっぷ」のほうが好きです。
それでは、理由を挙げていきますね。
1.繰り返しのしやすさ
やはり繰り返しがしやすいのは、フルカラーより白黒です。
コピーも簡単にできますし、安価にできる。
フルカラーのものを白黒にコピーすることもできますが、それですと薄い色が写らない…なんてこともあります。
やはりもともと白黒のほうが安全です。
2.難易度調節のしやすさ
学年制は、難易度調節がしにくいです。
完全に1学年上か下であれば、やりやすいですが、子どもの発達はそうはいきません。
その点、無学年制のほうが難易度調節がやすいです。
子どもの発達に合わせた幼児教育ができます。
3.スモールステップかどうか
よく聞くスモールステップ。
私はこれ、本当に大事だと思っています。
「どこからわからないのか」
「何がひっかかっているのか」
ここらへんって急に難易度が上がるとわかりにくいですが、難易度がゆるやかに上がっていくスモールステップでは、とてもわかりやすいです。
で、いちぶんのいちですが…まぁスモールステップなのかなぁとは思います。
が、がんばる舎のすてっぷには負けます。
例えば、こちら。
左のプリントから順番に、レベルが上がっています。
これは同じ1冊のなかで、です。
結構一気にレベルアップしてると思いませんか?
特に2番目から3番目。
とりあえず「あいうえお」の形と音を一致させただけなのに、急に言葉になっちゃった!
しかも「あいうえお」以外の文字もたくさん…
ん~、私にはスモールステップとは言えません。
その点、「がんばる舎のすてっぷ」では、こんな感じ。
先に1文字をしっかり刷り込み、その文字だけを言葉に落とし込んでいく…
私には、こっちのほうがしっくりきます。
4.プリントが雑多な印象
問題文が記載されているからなのか、毎回<れい>があるからなのかわかりませんが、なんだかプリントが雑多に見えます。
「どこの問題解けばいいのよ?え、最後の2問だけ?」
みたいな(笑)
簡単に言えば、無駄が多い印象です。
5.縦用紙…!
A4の縦用紙って、子どもには大きいんですね。
上のほうを塗る時、なかなかキツそうでした。
「いちぶんのいち」がオススメのご家庭は?
というわけで、うちでは「いちぶんのいち」は退会しました。
ですがもちろん、これはうちには合わなかった、というだけの話。
逆に「いちぶんのいち」が合うご家庭もたくさんあると思います。
どんな場合に、「いちぶんのいち」が合うのかご紹介していきましょう。
1.発達具合の確認をしたい
学年制の通信教育は、子どもの発達具合を確認することができます。
「今、娘は、息子は、どの程度なのかな…?」
と感じている方には、学年制をお勧めします。
特に「机でのお勉強」という意味での発達確認をするならば、いちぶんのいちがオススメ。
2.思ったよりも色々なタイプのプリントができる
特にレベル1の間はそうです。
もじ・すうじだけでなく、せいかつやこうさくなどもしっかりと入っています。
色々なタイプのプリントに取り組みたいが、できるだけシンプルなものを、というご家庭にはいちぶんのいち、おすすめです!
3.大量のプリントは嫌
毎月30枚コンスタントに送られてくる「いちぶんのいち」は、大量のプリントに取り組んでしまうことがありません。
他のプリント系幼児教材である「がんばる舎のすてっぷ」や「七田式プリント」は、無学年制であるがゆえに、子どものペースに合わせて、とはいえ、それなりのプリント量に取り組むことになります。
しかし「いちぶんのいち」はひと月に取り組める量が決まっているので、やりすぎることがありません。
4.とりあえずは1日1回、机の習慣を
「就学前に机の習慣をつけたい」と思っている場合、コンスタントに毎月送られてくるタイプの「いちぶんのいち」がオススメです。
1日1回、もしくは2日に1回程度の頻度であれば、「いちぶんのいち」のプリント量がちょうど良いと思います。
5.親のフォローが必要ないことが多い
「いちぶんのいち」は学年制であるため、早生まれの子でも無理せずできる問題でできています。
遅生まれの子には少々物足りないとは思いますが、その反面、問題文もしっかり掲載されているため、親のフォローが必要ないことがほとんどです。
いつも忙しいご家庭で、かつ、子どもの勉強時間に親は付き合わない、というご家庭であれば、「いちぶんのいち」はとても良い教材になると思います。
「いちぶんのいち」は退会済み
うちでは、先ほどの「いちぶんのいちがオススメのご家庭」とは、対極の位置にあります。
教育方針の違い、というだけですので、「いちぶんのいち」が悪いわけではありません。
が、こちらのプリントはうちでは、ごめんなさい…ということで、早々に退会しました。
「うちはどれでもないよ…」と思われる方でも、ぜひ1ヵ月無料体験をしてみてください。
オススメのご家庭ではなくても、合う場合はいくらでもありますので、ぜひ…!