幼児期からの英語教育は必要?意味はある?

外国語活動が小学3・4年生からに前倒し予定になったこともあり、早いうちから英語教育をしていくべきか悩んでいる方もいるかと思います。

ここでは、私の実体験や、仕事で教えている小中学生を見ていて感じたことを踏まえて、幼児期からの英語教育について書いていきます。

子供にどこまでを求めるのか

幼児期からの英語教育が必要か、意味があるのかは、子供にどこまで求めるかによって変わってきます。

バイリンガルや英会話まで求めるならば必要

将来的に子供にバイリンガルになってほしい、英語をペラペラ話せるようになってほしい、といった思いが強くあるのであれば、幼児期からの英語教育は必要と言えます。

もちろん、幼児期から英語教育が必須というわけではありませんし、幼児期から英語教育をすれば必ずそうなれるというわけでもありません。

それでも、将来的にバイリンガルや実用レベルの英会話を求めるのであれば、幼児期から英語教育をしておいた方が、上手くいく可能性は高いです。

「英語耳を作る」や「耳の黄金期」といったことが言われているように、幼児期ほど英語をすんなりと聞き取れるようになりやすいです。

そのため、幼児期から英語教育を施すことで、英語の上達スピードを上げることが可能になります。

ただし、ちょっとやそっと英語教育をしたところで、大きな変化は見られないでしょう。

周りで英語をペラペラ話せる人がいたり、それなりの頻度で英会話ができる環境がなければ意味がないと、私は思っています。

相応の覚悟をもって英語教育に臨むか、あるいは運よく英語好きになってくれたらラッキーくらいの感覚で臨むかの、どちらかが妥当ではないでしょうか。

中途半端に期待して、中途半端な英語教育を施すというのが、一番無意味というか、時間の無駄になりやすいです。

受験英語で困らないレベルでいいなら不要

受験英語の勉強って、パズルみたいなものなんです。

そこまで特別視するものではありません。

日本語の単語と英単語の結びつきが分かって、並び順(文法)が分かれば、受験英語であれば問題ないのです。

リスニングはどうなのかというと、英会話のレッスンを受けていなくても、受験のリスニング問題は解けるようになっています。

英語が苦手という子でさえ得点しやすいように作られています。

突然、リスニングが難化するとは考えにくいですし、そうなるとしたら学校の英語の授業でリスニング対策の時間が増えるのが先でしょう。

いずれにしても受験英語のリスニングを心配する必要は無いと言って良いと思います。

英単語自体と意味を覚えるのは暗記力の問題です。

「英単語⇔日本語」と「英単語の綴り」を両方覚えないといけないため、実はそれなりに暗記力が求められるのが英語なのです。

暗記が得意な子は、英語教育を幼児期にやっていようがいまいが英単語をサクサク覚えていきます。

この暗記力は、英語教育よりも暗記のトレーニングをした方が伸びることは言うまでもありませんね。

では、文法を理解するのは何の問題でしょうか。

…これは国語力です。

  • 主語を最初にもってくる
  • 主語の後ろに動詞がくる
  • 疑問文を作るときはこういう風に並びを変える

といったルールを理解しようとするとき、頭の中では日本語で考えています。

したがって、国語力が乏しいと、これらのルールが理解しきれません。

また、主語や動詞の意味が分かっていないと、なおさら理解は進みません。

主語の意味も分からないなんて…と思うかもしれませんが、実際に偏差値50よりも下の生徒たちを見ていると、主語と動詞の意味が分からない子は普通にいます。

基本的な日本語がおぼつかないにも関わらず英語の勉強をしたところで、伸び幅はたかが知れているのです。

幼児期に中途半端に英語教育をするくらいなら、国語力を伸ばすことに力を注ぐべきだと私は思います。

英語教育に対して思うこと

教室で生徒を見ていると、偏差値50くらいの中学生でも国語が怪しいと感じることが多々あります。

正直なところ、英語の授業時間を増やすくらいなら国語の授業時間を増やして欲しいと思っています。

英語圏あるいはかなり英語が身近にある環境で育たない限りは、思考は日本語で行われるわけですし、社会に出てからも英語よりもはるかに日本語を使う場面が多いです。

国語力という土台ができていれば、後から英語を習得することも可能ですから、まずは国語力の底上げに力を注いでもらいたいのです。

日常的に英語を使っている方の意見はまた違うかもしれませんが、そうではない私の意見は上記の通りです。

幼児期の英語教育を考えている方には、本当に英会話も含めて英語を使いこなせる大人になって欲しいと思っているのかをよく考えてもらいたいです。

勉強に使える時間は有限です。

英語教育に時間を使えば、その分の時間は他のことが出来なくなるわけです。

他のことを削ってまで英語教育が必要なのか、深く考える必要があると私は思っています。

我が家の英語教育に関する方針

我が家はひとまず、英語教育らしい英語教育はするつもりはありません。

日常で英語に触れる機会があれば少しは教えることもあるとは思いますが、何かを買って取り組ませるとか、そういったことはしないつもりです。

ただ、ちゃれんじを取っているので、入っている分は息子が興味を持てば使うかもしれません。

この先、どうしても息子が英語の勉強をしたがったら、そこで初めてさせようと思っています。

英語の存在は教えるものの、押し付けはしません。

それよりも、外で遊んだりオモチャで遊んだり、楽しく会話したりする方に時間を使っていきたいと考えています。

…パソコンのキーボードは使えるようになってもらいたいので、アルファベットはどこかで教えることになりそうです(笑)