よその子と我が子を比べてはいけないの?

「子供の成長をよその子と比べてはいけない」という話はよく耳にしますが、私は一概にそうとは思っていません。

確かに、「○○くん(ちゃん)はできるのに△△(自分の子供)はどうしてできないの!」みたいなことを言ってしまうのは論外です。

また、そうは言わないまでも、比べた結果が気になってモヤモヤしたり、落ち込んだりしてしまっては精神衛生上よろしくないですよね。

比べることでデメリットの方が大きくなりそうな人は、やはり我が子をよその子とは比べない方がいいでしょう。

自分の子供だけとしっかり向き合っていけば良いと思います。

でも、比べることによって見えてくる「イイこと」もあると私は感じています。

無理して比べないことによってその「イイこと」を見損ねてしまっているとしたら、それはもったいないと思いませんか。

比べることのリスクをしっかりと管理でき、比べることで得られるメリットが得られそうな人は、よその子と我が子を上手く比べて観察していくことで、もっと子育てが充実してくると思いますよ。

よその子と我が子を比べても大丈夫そうな人

ではどういった人なら、よその子と我が子を比べても大丈夫なのでしょうか。

まず大前提として、子供(特に赤ちゃん~幼児)の発達にはかなりのバラツキがあることは十分に理解していなければなりません。

その上で、以下のような人は比べてもいいのではと私は思っています。

明らかに子供の成長が速めな人

基本的に、よその子と比べて焦ったり落ち込んだりする人は、子供の成長が平均と同じくらいかそれよりも遅めな場合がほとんどです。

逆に言えば、平均よりも速いペースで成長している子は、他の子と比べた場合に1歩2歩進んでいる場合が多いわけです。

子供の成長が速い方に入るのであれば、比べることで安心感や自信につながります。

安心感や自信は心の余裕につながり、育児にも良い影響が出ると予想できます。

ただし、成長ペースが鈍化してきた場合に冷静でいられないと思うのであれば、やはり比べずにいた方が無難でしょう。

子供の成長は一直線に右肩上がりしていくものではありません。一気に伸びるときもあれば停滞するときもあります。

立場が変わった時に焦ってしまいそうなら、最初から比べないでおくに越したことはありません。

よその子との違いを分析できて、可能であれば我が子にも活かそうと思える人

我が子の発達スピードが速くなくとも、冷静に違いを分析して都合のいいところだけ利用できるのであれば、よその子と比べる価値はあります。

例えば筒に紐を通すオモチャがあったとします。

A君はするすると上手に通していますが、同じ月齢の我が子はいまいち上手くできなかったとしましょう。

ここで「なんでうちの子は…」となってしまう方は比べない方が良いです。

しかし、

  • A君のお母さんに話を聞いてみて「実は同じオモチャが家にもあって繰り返し遊んでいた」という情報を得て納得出来たり
  • 「同じ月齢でできてる子がいるから、うちの子も練習すればそのうち出来るようになるかも、興味がありそうなら同じオモチャを買ってあげよう(あるいは作ってあげよう)」と前向きにとらえることができたり
  • 「なるほど、あそこでお母さんはあぁいう風に褒めてあげてるんだ、真似してみよう」と思えたり

といったことができるのであれば、よその子と比べても大丈夫だと思います。

よその子と比べることのメリット

よその子と比べることで、以下のようなメリットが得られる可能性があります。

  • どういう体格・性格の子がどういう行動をするのかよく観察でき、我が子の育児にも活かせるものが見つけやすくなる
  • 我が子の方が進んでいる立場であれば安心感や自信につながる
  • よその親子があまりよろしくない行動をしていたら、反面教師にできる

比べないということは、よその親子を観察対象から除外してしまうこととほぼ等しいです。

「よその親子をしっかりと観察しつつ自分たちとは比べない」というのは中々に難しいですからね。

比べないように意識すると、よその親子を自然と無視する形に近くなります。

しかし、よその親子から学べることだってたくさんあります。

盲目的に「比べない方がいい」と思い込んで、学ぶ機会を逃してしまうのはとてももったいないことだと私は思うわけです。

比べた後の行動には要注意

我が子とよその子を比べるのはいくらでもやって構いませんが、その後の行動には注意が必要です。

まず、比べた結果を受けて不安になったり、子供にきつく当たってしまったりというのは論外ですね。

こういうことをしてしまいそうな人は、そもそも我が子をよその子と比べてはいけません。

また、比べた結果、相手の方が発達が遅れていそうな場合は、むやみに不安を煽ったり、我が子を自慢したりするような発言・態度は慎んだ方が良いです。

当たり前と思われるかもしれませんが、実際にそういう態度を取ってしまう人はいるもので、それによるトラブルや悩みを抱えてしまう人はいるのです。

自分の子の方が優れていると感じてついつい調子に乗ったことを言ってしまう可能性もありますし、十分に気をつけておきたいですね。

まとめ

月齢・年齢の近い他の子は、我が子の発達具合をつかんだり、より良い子育てをするのに役立つ知識を得たりできる貴重な存在です。

マイナス方向に働かないように気をつけつつも、可能ならばしっかりと観察して役立てていくべきではないでしょうか。